2011MIKU勉強会第3回

ベッドルームで群論

第3章

金を追って

p.29〜75

他の参加者の記事


1.熱力学

古典熱力学…巨視的現象として捉える

統計力学… 個々の分子の現象として捉える


2.グラフ理論

有向グラフ

無向グラフ
ex)拡散など 点自体に濃度が存在して、その勾配に従ってものが移動する

グラフ理論Wiki

3.資産取引モデル

●資産の分布をみる

●前提条件

①閉じた系(生産なし)
②個人は一様、総数も一定
③個人1人当たりの資産は0以上総資産以下

●取引について

①取引を「任意の2者間の資産の移動」とする
②取引は1回ずつ順番に行う
③取引する2個人はランダムに選ぶ

●3つの代表モデル


                  移動量                  移動方向
 
①フリマモデル     貧しい方の資産を超えない、一様乱数       ランダム
 

②盗み・詐欺モデル   与える方の資産を超えない、一様乱数       ランダム


③結婚・離婚モデル   与える方の資産を超えない、一様乱数       ランダムでない
                                   (裕福な方が渡す可能性の方が大きい)


つまり、①②は、ランダムだという点で共通
(①は時間的非対称=不可逆、②は時間的対称=可逆)

    ②③は、移動量(レンジ)が共通、同じ



cf.結婚・離婚モデルの例
多因子遺伝

例えば、身長規定遺伝子が1アレル当たり100あるとする
(つまり、1人当たりの因子数はMax200、min0である)

a<- c(0:200)
b<- dnorm(a,mean=100,sd=50)
plot(a,b,type='l',xlab=expression(身長規定因子数),ylab=expression(存在確率))